「絶望」は最も死亡率の高い病気って知ってましたか?
物々しいスタートですみません笑
人生に対する無気力、怠惰、諦念などの絶望の感情は、老化を促進させて幸福度を下げてついにはその人を死に至らしめてしまうそうです。
何を根拠にと言われても体感として分かる人って多いんじゃないでしょうか?
もちろん、私もその一人です。
今回はアラフォー独身女性が見失いがちな「生きがい」について考えてみました。
40代女性は独身でも既婚でも「生きがい」がない人はいる
独身を強調していると、まるで「既婚者なら生きがいがあって幸せだ」とでも思っているかのよう。
もちろん、そんなつもりはありません。
ただ「結婚」の経験がないと、どうしても芝が青々と魅力的に映ったりするんですよね。
実際に私の周りでは結婚して幸せになった人もいれば不幸せになった人もいます。
この問題は既婚独身関係なく年齢的なものなのかなーと思ったりもするんですが…。
「自分は何の為に生きてるのか?自分の人生の生きがいって何?」
と考えることがすごく増えました。
40代独身女性の「生きがいがない」はただの「不安」!?
不思議ですよね。
特別大きな問題があったり不幸なわけではないのに、そこそこ安定して平和に暮らしているのに、何かぽっかりと心に穴が空いてるような空虚な気持ちになることが増えました。
感情の起伏がジェットコースター並みだったのはむしろ10代くらいの頃だったのに、今の方が絶望感があるんです。
生きがい?ないですよ、そんなもん。
ファミレスで駄弁っていると私と同じように感じている友達が多いことに気づいて少し安心。
問題は何も解決してないのに。
今までは無くても大丈夫、というかそんなこと考えもしなかったのに急に「生きがい」を意識し出しすのはなぜでしょうか。
それはなんとなく見えてくる将来のこと。
大きなイベントや奇跡が起こることはなく淡々と日々が過ぎてゆくであろうこと。
健康面の心配、お金の心配、両親の心配、結婚の心配。
希望は見えないのに問題ばかり浮彫になっていく絶望感。
そこに向かっていくにはあまりにも自分は年老いて疲れてしまったような…。
つまり、生きがいとは希望。
私は「生きがい」というよりも、「安心できる将来」という希望を探していたのかもしれません。
だから生きがいがないと感じさせるのは、本当に生きがいがないからではなく、人生への不安の数々が生きる気力を奪っているだけ。
話がややこしくなってきましたね。
ここからは生きがいを奪う将来への不安について考えてみました。
①健康、老いへの不安
どんな人でも歳を重ねるごとに体力を失っていきます。
大きな病気をしやすくなるし、見た目も相応に老けてきます。
今のところはどれだけのお金を投じても老いを無くすことはできません。
若さに価値があると思っている人ほど、
若い頃が楽しかった人ほど、
老いへの恐怖と不安は大きいのではないでしょうか。
②仕事やお金への不安
今の仕事をずっと続けられるか。
今の仕事がずっと残っているか。
老後資金は本当に足りるだろうか。
というか、そんなにたくさんの貯金を残せるだろうか。
お金と仕事の不安もまた、多くの人を悩ませる避けられない問題です。
③人間関係への不安
親に介護が必要になるかも…
友達と会う機会が減って孤独老人になるかも…
一生独身を覚悟しても怖いものは怖い…
人間関係の不安もまた、段々と重みを増してくるものだと言えます。
④チャレンジしないことへの不安
もっとやりたいことをやっておけばよかった…
今からではもう遅いかも…
何かやりたいと思うけどそれが何か分からない…
こういった不安はある意味で一番「生きがいがない」にハマっているような気がしますね。
昔からやらない後悔は大きいと言いますが、40代を超えると色んなことへの限界が見えてきます。
「生きがい」がないなら「不安を潰す」ことから始めよう
「生きがい」がない状態が単に「将来が不安」なだけなら、
「生きがい」を探すより先に「将来への不安」を潰しておく必要があります。
先に挙げた人生から生きがいを奪う「不安の種」の数々は、
どんな人にも等しく降りかかるものなので、しっかりと向き合っていきましょう。
①規則正しい生活を送る
老いや健康は加齢により徐々に失われていきますが、その進行を遅らせることはできます。
物凄く初歩的なことから言うと規則正しい生活を送ること。
規則正しい生活とは食事・睡眠・運動のバランスの良さを指します。
・睡眠を7時間以上とる
・野菜、果物、肉魚をしっかり食べる
・散歩程度でいいので運動習慣を作る
例えば、超夜型でファストフード、ジャンクフード食べまくりで運動嫌いだった私が改善したのは↑の3点。
小学校の給食カレンダーのコラムに書かれてるような当たり前の健康習慣。
けど、これらを意識しただけでも驚くほど体調が良くなりました。
体調どころか肌質も変わった気もします。
②お金の勉強をする
老後のためにお金をどう貯めていくべきか。
一生独身の可能性も考慮するならお金はいくらあっても足りませんよね。
しかし、体力が落ちていけば今のようには働けなくなるし、そうなると稼げる額にも限界が見えてきます。
そういった問題にぶつからないためには、投資やら副業やら、自分で稼ぐスキルを身に着けたりお金の勉強をしていく必要があるわけです。
今の時代、国や年金はあてにならないし、職場に頼ることもできないから、
自分の身を自分で守るためにもお金の勉強は必須だと思います。
けどお金の勉強って言われても何から始めていいかさっぱりじゃありませんか?
私自身、何をすればいいか、何を学べばいいか分からず右往左往したものです。
そんなお金の勉強の入門書として私がたびたび紹介しているのがこちらの本↓
この本では貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うの観点から分かりやすくお金の話がされています。
オススメの副業なども載っているので、「副業に興味があるけど何をすればいいか分からない」という人にも向いてます。
③人と積極的に関わる
老後に孤独にならないためには、人と積極的に関わっていくことが大切です。
何を当たり前のことを…?と思うかもしれませんが、
人は歳を重ねるほど受け身になりがちです。
受け身になるから今ある人間関係だけが全てになり、そこが疎遠になった時に一気に孤独になってしまいます。
そうならないためには、意識的に自分から人と関わる場所に出向くことが大切になってくるのです。
それは趣味のサークルや習い事でもいいでしょう。
市営のジムやプールに通って友達を作るのもいいですよね。
理想は気軽に話ができる仲良しグループを複数持つことです。
④やりたいこと・好きなことをリストアップする
やりたいこと、好きなことを改めてリストアップするのは、自分自身を再発見するいい機会になります。
候補を挙げていくうちに、思わぬアイディアが浮かんだりするし、本当にやりたいことが見えてくるかもしれません。
この時、「やりたいと思ってるけど無理かもしれない…」というものもたくさん出てくると思います。
もちろん、それは金銭的な問題だったりで難しい場合もあります。
けど、大抵の場合は自分が無理だと思い込んでるだけだったり、なんとなく尻込みしてやってないだけのものも多いのではないでしょうか。
やった後悔よりもやらなかった後悔の方が大きいのは、よく言われること。
後悔しながら生きていくよりも、一瞬だけ勇気を出して行動してみることが大切だと思います。
40代独身女性の生きがいの見つけ方
将来への不安に向き合うことができたら、自分にとっての「生きがい」を考える余裕が生まれてきます。
生きがいは各々の中に存在するもの。
誰かに言われたり、用意されて見つかるものではないと思います。
ただ、自分にとっての生きがいを考えるにあたってヒントになるであろう考え方は私の中にあります。
おこがましいとは思いつつも、何かのキッカケになればと願いつつ紹介します。
①消費に飽きてる可能性を考える
旅行に行く、美味しいものを食べる、買い物をする、映画を見る。
こういった趣味は全て消費行動です。
旅先は素敵かもしれないし、美味しいものを作った人はすごい。
商品を開発した人は努力家だし、映画を作った人は想像力豊かです。
ただ、消費者はどこまで行ってもお客さんでしかないのです。
サービスや商品を作った人は凄いけど、それを享受している自分は何も凄くない。
用意されたものを楽しんでも自分では何も作ってないし何も残らない。
その場限りの娯楽に虚しさを感じている可能性はありませんか?
物を作ったり新しい物事にチャレンジしてみたり、クリエイティブな作業に取り組んでみるのは面白い選択だと思います。
②彼氏でも友達でもいいから異性と絡む
アラフォー独身女に一定数いると思います。
生きがいとか生きる意味に悩んでるけど、結局は「ただ男が欲しいだけだった」って人。
私の友達で「生きてる意味が分からない、どうせこのまま死んでく」とヘラってる人がいました。
そんな彼女にも紆余曲折あって彼氏ができたんですが、それからの態度が豹変したんです。
人生はすばらしいだの感謝だの言いだすようになって、「あなたもそろそろ彼氏作った方がいいよ」と急にマウント取ってきたり。
彼女が人生に絶望していたのは、ただ長いこと彼氏がいなくて卑屈になっていただけだったんですね。
露骨な手のひら返しみたいな真似はイラッとしますが、これって別に悪いことではないと思います。
自分の生きがいが見いだせない人は、いったん彼氏でも友達でもいいので異性と絡んでみてはどうでしょうか。
ウソみたいに今までの悩みがどうでもよくなるかもしれませんよ。
③生きがいを見つけない
生きがいを無理して見つけようとすると、逆にメンタルを病んでしまう場合もあります。
探せば探すほど「自分には何もない」「自分は空っぽな人間だ」「何にも興味を持てない」と憂鬱になってしまうんですね。
自分には何もないと思っている人なんて一杯いるし、打ち込めることがないのは悪いことではありません。
焦って探さなくても「あればいいや」程度の感覚で読書習慣でも身につけてはどうでしょうか。
本を読んでるうちに新たな知見が広がるし、やりたいことが見つかるかもしれません。
それでも何も見つからなければ、猫でも飼って猫に仕えることを生きがいにしたっていいじゃありませんか。
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