最近のこと。
握力測定をする機会があったんです。
顔を真っ赤にして私が絞り出した数字は20キロいかないくらい。
学生時代…の記録はよく覚えてないけど、そんなに変わってないだろうと安堵していると、私の隣で70代くらいのおばあちゃんが測定していました。
その記録はなんと…さ、30キロ以上!!!?
どよめきが起こる中、おばあちゃんは照れくさそうに笑っています。
握力が欲しいわけではないけど流石にショックだった私はおばあちゃんに話を聞いたのですが、彼女は最近になってジムに通うようにしていたそうです。
元々はむしろ筋力が少ない方で、お医者さんから筋肉をつけましょうと言われたことでトレーニングを始めたのだと。
なるほど…それにしても30キロはすごいですね。
調べてみると70代女性の平均握力は23キロくらいだったので、おばあちゃんの握力はかなり強い方だと言えます。
そんなことがあって、月並みな感想ですが「私も頑張らないとなー」と思わされたわけです。
40代、何にチャンレンジしよう
おばあちゃんに触発されてチャレンジ精神が蘇ってきた私ですが、その気持ちをどこにぶつければいいかで迷いました。
そもそもブログを書いてることは私にとってチャレンジだし、webライターとして他のメディアへ匿名で記事を寄稿するのは数年前には考えられなかった変化です。
私が挑戦心をぶつける対象は引き続き「物書き」でいいのかもしれません。
そんなわけで、ここで考えたのは過去の自分へのアドバイス。
何かに挑戦したくて、でも何をすればいいか分からなくて、ぽつねんと一人立ち尽くしてたあの頃の私に届けるつもりで考えてみました。
過去にやっていたことに再チャレンジ
過去に趣味としてやっていたことや習い事。
環境の変化や日々の忙しさに追いやられていつのまにかやめてしまっていたこと。
もう40代だからいまさらやっても…なんて考える必要はありません。
まだ40代、今やらないと絶対に10年後に後悔するから今すぐ始めましょう。
改めて取り組むことで違った発見や楽しさを味わえることは往々にしてあります。
私は数年前からジム通いをしていますが、元々運動は好きではありませんでした。
しかし、自分のペースで取り組むことで体を動かすこと本来の楽しさを理解できた気がします。
私はたぶん運動が嫌いだったわけでなく、他人と優劣を競い合ったり厳しく指導されるのが嫌だっただけなのかもしれません。
初めてのことにチャレンジ
前々からやりたいと思っていたこと。
興味があったけどやれてこなかったこと。
始めることに年齢制限なんてないから、思い立ったその瞬間がいつでもベストタイミングです。
そりゃあスポーツなんかは今から始めて若い子に勝つのは難しいかもしれません。
しかし、そんなことは挑戦を辞める理由になりません。
勝ちたいとか有名になりたいからではなく「自分がやりたいからやる」。
そもそもの初期衝動はそこにあるはずです。
戦うのは自分自身、人より秀でたいなんておこがましい話だと思いませんか。
転職・起業にチャレンジ
このチャレンジだけやけに生々しくて具体的でスミマセン笑
しかし、40代ともなれば仕事について色々な分岐点がある時期だと言えるでしょう。
今の仕事をこれからもずっと続けていくのか、心機一転して転職するのか、思い切って起業するのかなどなど。
おそらく自分の職場に不満が一個もない人ってほとんどいないんじゃないかと思います。
そして多くの人は不満の大小に関わらず同じ職場で働き続けることを選びがち。
安定志向に加えて、現状維持バイアスが働くからです。
40代で変化を選ぶのはリスクだと思うかもしれませんが、私はそうは思いません。
それまでの経験を活かして面白いことができると思うし、大人の視点で考えるからこそ自分に合った場所を探せるというメリットがあるからです。
40代女性はいつだって挑戦することが怖い
何かにチャレンジしようと思っても、今ひとつモチベーションが上がらないことってありますよね。
その原因となっているのは、成功への不安です。
「どうせすぐに挫折してしまう…」
「大した成果もなく無駄な時間になる…」
「40過ぎてから始めて恥をかきたくない…」
こういう不安はいつだって隣にありますよね。
ただ前にも書きましたが、成功できるか、成果を挙げられるかなんて副次的な結果でしかありません。
いつだって大切なのは勇気を出して挑戦できたかどうか。
大失敗しても、上手く行かなくても、挑戦すること自体が成功で勝利なんです。
私はジムに通っていながら、30歳年上のおばあちゃんに握力で負けました。
それはショックな出来事でしたが、ジム通いをやめようとか運動が向いてないから諦めようだなんてちっとも思いません。
なぜなら昔に比べればずっと体力がついているし、昔の私はそもそもジム通いなんてできなかったからです。
40代女性はチャレンジするべき
人はいくつになってもチャレンジできることが分かる面白い事例があります。
日本にもいたゲーマーおばあちゃん!御年89歳の「ゲーマーグランマ」に訊く―年を取ってもゲームは楽しいですか?
「youtubeでゲーム実況をする89歳のおばあちゃん」として一躍有名になった森浜子さん。
彼女のゲーム歴は1980年代から始まっていますが、その当時でもすでに50歳を超えていたというから驚きですよね。
50代になってからまったく未知のジャンルに手を出したのは、虚栄心や自己顕示欲ではなく単純な好奇心だったと思います。
そこに90歳を目前にしてスポットライトが当たるなんて、本人すらも予想していなかったでしょう。
これこそがまさに挑戦、敬意を払わずにはいられません。
40代の森さんはまだゲームを始めてすらいない状態。
それを思うと40代の私は今から何かに挑戦することができるし、50代になってからでも何かを始められるということです。
ものになるかとか、有名になれるかではありません。
挑戦することができるということです。
これほど勇気づけられる話はあるでしょうか。
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