アラフォー独身女性には嫉妬する瞬間がたくさんあります。
・SNSで同年代の充実した生活を見たとき
・年下の後輩や芸能人の結婚
・彼氏や気になってる人の女友達に対して
こんなのは序の口、氷山の一角。
今回はアラフォー独身女が嫉妬する瞬間…ではなく、
いつまでも消えない嫉妬の炎をどう扱うか、対処するかを考えていきたいと思います。
結論だけ先に言ってしまうと、
嫉妬しないようにするのは難しいことなので、嫉妬心を上手く扱うことで前向きな成長を促せる。
だから40代独身女性はじゃんじゃん嫉妬して、ガンガン成長していきましょう。
という話です。
40代独身女性は嫉妬をじっくりと観察するべし
人は年をとると柔軟性を失っていきます。
自分の間違いを認めたくなかったり、自分が知らないものに対して否定的な態度をとったり。
それは嫉妬の感情に対しても同じです。
嫉妬を嫉妬と認めない、というかそもそも自分が嫉妬していることすら気づいていない。
色んなものを叩いて、落として、小馬鹿にして、一時的に気持ちよくなってるだけと卑屈な人間になってしまいます。
嫉妬の感情に操られないために、まずは嫉妬している自分を観察することから始めていきましょう。
嫉妬を自覚して認める
問題は問題を自覚しなければ直すことができません。
多くの人は嫉妬している自分を認めるのが嫌だから、言い訳をしたり対象をけなしたりすることで心の安定を図ろうとします。
これがそもそもの問題。
「自分は嫉妬なんてしてないし、ただ思ったことを言ってるだけ」
そう自分に思い込ませることで、だんだんと自分の本心が分からなくなっていきます。
例えば、
「幸せそうなカップルやファミリーは敵」
「世の中にいる男なんてクズばかり」
そんな風に対象を悪いものとして見ることで、そんな悪者を攻撃したり蔑む自分を正当化できてしまいます。
自分の感情を認めないことは、問題に向き合わないのと同じこと。
まずは自分が嫉妬していることを認めることが、嫉妬の連鎖から抜け出す鍵となります。
嫉妬は良くも悪くもない
嫉妬はたびたび炎に例えられますが、その例えは本当に的を射ていると思います。
というのも、嫉妬のエネルギーは自分を焼き尽くす恐れもあれば、上手に使って役に立てることもできるからです。
この性質って炎とまったく同じですよね。
炎は自分に当てれば危険ですが、上手く使えば料理ができたり、暖を取れたり、生活を豊かに向上させてくれます。
つまり、炎それ自体には善も悪もないのです。
自然界の現象としてそこに存在しているだけで、それをどう使うかで性質が変化するものです。
それは嫉妬もまったく同じこと。
自分にないものや自分の理想を体現している人に対して湧き上がる自然な感情でしかないのです。
その感情を対象に対しての攻撃や愚痴に使うのか、自分も欲しいものを手に入れられるように頑張るエネルギーに変えるのか。
私達は嫉妬しない人間になることはできないかもしれませんが、嫉妬をどう使うか選択する人間にはなれます。
嫉妬は自分の欲しいものを明確にしてくれる
嫉妬は欲望と密接に結びついています。
だから、嫉妬の感情は自分が欲しいものにしか起こらないんですね。
例えば頻繁に海外旅行に行ってる友達に嫉妬したとき、その嫉妬心を観察すると色んな欲望が見えてきます。
・旅行が好きで海外に憧れがあるから羨ましい
・頻繁に海外旅行に行けるお金を持ってるのが羨ましい
・頻繁に海外旅行に行ける時間があるのが羨ましい
・一緒に海外旅行にいく彼氏や旦那がいるのが羨ましい
ひとくちに嫉妬と言っても、その裏には自分が本当に欲している欲望が隠れているのです。
反射的に「金持ち自慢うざ」、「マウンティングきも」と切り捨ててしまうと自分の本心は隠れてしまいます。
友達に対してイラッとしたりモヤッとした時点で、そこには羨ましいという感情が隠れています。
決してマウンティングや自慢だけにイライラしたわけではないんですね。
自分は海外旅行のどこを羨ましいと思ったのか、嫉妬の感情は自分が本当に欲しているものを教えてくれているのです。
嫉妬をエネルギーに変える方法
嫉妬の感情を受け入れて観察することが大切。
それが分かっていても、嫉妬をエネルギーに変えて自分自身のために行動を起こすのは簡単なことではありません。
ここからはコントロールの難しい嫉妬の感情をどうやってエネルギーに変えるかを考えていきます。
欲望と本心を思い切りぶちまける
「私もそうなりたい、羨ましい、これが欲しい、欲しい欲しい欲しい…!」
嫉妬を感じた時に正直過ぎるくらいに自分の気持ちをぶちまけると「嫉妬」という感情への後ろめたさや自己嫌悪感が薄れます。
もちろん、人がいるところや本人に対して子どもみたいに駄々をこねることはできないので、自宅に帰ってから紙に書きなぐったり、湯船に潜って大声と欲望を叫びまくったりします。
嫉妬から相手を攻撃して貶めたりするのは、自分が欲しくてたまらないものを「価値のないものだ」と思い込みたいからだと聞いたことがあります。
イソップ童話の「酸っぱいブドウ」とまんま同じですね。
木の上にあるブドウを取れなかったキツネが「あのブドウはどうせ酸っぱいに決まってる」と言うことでブドウを食べられない自分を正当化する、というお話です。
嫉妬している時に自分の本心を認めないのは、自己肯定感を下げストレスを蓄積させます。
いくら相手を攻撃してもモヤモヤ感や自己嫌悪が消えないのは、本当は相手の持っているものが「自分の欲しいもの」だと分かっているから。
いっそ清々しいくらいに「羨ましい」と言えれば、そんな自分の人間臭さを笑えるようになるかもしれません。
そして、ひとしきり羨んだあとに「よし、頑張ろう」と思えれば、それは前向きなことだと思いませんか。
嫉妬対象のさらに上を見る
嫉妬している最中は、相手が自分にないものを全て持っているように見えますよね。
ただ、それはあくまで自分から見た主観でしかありません。
上を見ればもっとすごい人は確実にいるし、その相手だって別の誰かに嫉妬しているはずです。
自分に近い人に嫉妬していると気持ちのコントロールが難しいけど、そんなときはもっと上の人間を見ることです。
自分にないからと言って相手を攻撃しても仕方ないことに気付かされるし、自分にできることを一つずつやっていこうという気持ちになれます。
自分が持っているものを確認する
嫉妬していると自分は何も持っていないように思えますが、当然そんなことはありません。
改めてノートなどに書き出してみると、他人が羨むような事柄がいくつかはあるはずです。
ただ、私の場合本当に何も持ってなくてさらに凹むというイレギュラーが起こったので、劣等感の強い人には注意が必要。
何を持っているかとか挙げられる実績がないような人は、頑張っていることを書き出してみることをおすすめします。
何も頑張っていなければ、これから欲しいものを手に入れられるために何を頑張るかを考えましょう。
もちろん、無理にハードルを上げる必要はありません。
健康になるために毎日10分歩くとかでもいいと思います。
40代独身女性はもっと嫉妬して自分を成長させましょう
嫉妬する自分は醜い。
嫉妬したくないのに勝手にモヤモヤした気分になってしまう。
そうやって嫉妬を極端に嫌がって避ける必要はありません。
なぜなら嫉妬しないということは、自分の欲しいものがないということだからです。
欲しいものがない、やりたいことがない、なりたいものがない。
私はそんな人生はとても寂しいと思います。
だから開き直ってガンガン嫉妬して、その嫉妬を自分を成長させるモチベーションに変えていきましょう。
頑張ったから報われるとは限らないけど、頑張らなければ何も変わらないのは間違いありません。
これは私自身が完璧に実践できているわけではなく、こうありたいと常々考えていることです。
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