旦那に突然離婚を迫られました。
どうにも腑に落ちないので色々調べてみると、不倫してるっぽいです。
色々信じられないし納得できないし、とにかくショックで悲しいです。
2019年、厚生労働省の調査によると日本の離婚率はおよそ35%以上、つまり3組に1組の夫婦が離婚していることが判明しました。
近しい人が離婚するかどうかで悩むこともあれば、自分自身がその選択にさらされる可能性も十分にある現代。
今回は「不倫された友達をどう支え、どう向き合うべき」かを考えてみました。
不倫された友達の心理に起こっていること
ここ最近、友達から緊急の連絡が入りました。
内容は「旦那が不倫してるっぽくて離婚寸前に陥っている」というもの。
友達は結婚生活10年以上、関係は良好のはずだったのであまりにも信じられない話です。
不倫が間違いないと考えた時に考えることは山積み、けどですよ。
親しい友だちが心労とショックとストレスで憔悴しきってる姿を見ると、ただただ悲しくてやるせない気分になります。
なんで、こんなことが起こるのか。
なんで、こんなことになってしまったのか。
不倫相手と同棲を始めてのうのうと新生活をエンジョイしている友達の旦那に激しい憎悪を感じながら、とりあえずの最優先事項は友達の心身の状態。
不倫された友達は以下のような状態に陥っています。
①自尊心が著しく傷ついている
友達は何も悪くない。
悪くないのに「自分に落ち度があった」、「自分のどこかが悪かったのでは」と自己嫌悪に陥っています。
おそらく、自分を責めてしまうのは自尊心が傷ついているからでしょう。
長く一緒に過ごしてきたパートナーの存在は、自己を形成するアイデンティティの一部になります。
そのパートナーに裏切られたという事実は=アイデンティティの欠如に直結します。
加えて離婚を迫られるという事実は、自分の存在そのものを否定されたように感じるのではないでしょうか。
②相手を恨んだり戻ってきて欲しいと思ったりの繰り返し(情緒不安定)
友達は自己嫌悪に陥って自分を責めていると言いましたが、その情緒は安定していません。
話しているうちにパートナーへの怒りが湧き上がってきたかと思えば、急に泣き出して「戻ってきてほしい」と言ったり。
そんなに簡単に割り切れるものでもなければ吹っ切れる話でもないので、見ていてこちらが辛くなってくるレベル。
相手への憎悪の気持ち、悲しいという気持ち、自己嫌悪の気持ち、
そして、そうなってもまだ相手のことを好きでいる気持ち。
全部が嵐のように渦巻いて、ときに混ざりときに交互に、友達のメンタルを滅茶苦茶にしているのです。
③睡眠障害、拒食、無気力といった健康被害
当然ですが、不倫されたショックは健康にも被害を与えています。
疲れているのに眠れない、食事が喉を通らない、何もする気が起きない(仕事は休職中)。
メンタルを病むから生活に乱れて、生活が乱れるからメンタルにも悪影響が出てくる。
分かっていてもどうしようもない負のスパイラルで、心身ともに限界に近い状態だと言えます。
不倫された友達にできること(慰め方はあるのか?)
不倫された友達にしてあげられることはあるのか。
友達自身が助けを求めている場合はもちろん、
そうでなくても明らかに様子がおかしかったら支えていくべきだと思います。
①とにかくそばにいる
心身ともに憔悴している状態で悩んだり考え事をしていると、だいたいネガティブな方向に向かってしまいます。
かといって何もせずにベッドに横たわっても、眠ることができず呆然としてしまったり。
そんな状態が交互に訪れます。
そんな状態の友達をそっとしておくのも手ですが、「とにかくそばにいる」ことも大切だと思います。
話を聞いたり一緒に愚痴を言ったり、アドバイスをしたりしなかったり、何かできてもできなくても、とにかくそばにいる。
それでどうなるとは言えないけど、一人にさせないことが友達としての役割ではないでしょうか。
②結論を急がない
頭の中が真っ白でも現実を受け入れられなくても、今後どうするかは考えなくてはなりません。
離婚するのか、訴訟するのか、復縁するのか、
どうなるにせよ、物事はゆっくり確実に進んでいきます。
ただ、いくら形のうえで結論が出ても、気持ちの面で納得したり立ち直ったりするにはどうしても時間が必要です。
一緒にいる最中にポジティブな方向に意識が向いたと思っても、翌日会ったらまた寝込んでネガティブになってた、みたいなことは全然起こります。
物事の解決と気持ちの回復はまったく別問題なんですね。
その旦那とはもう離れた方がいい、一緒にいても幸せにはなれない。
いくら理屈でそれを分かっていても、まだどこかで旦那のことを好きでいる気持ちは消せるものではありません。
一緒に過ごしてきた時間が長ければ長いほど、憎しみだけでは相手を塗り替えられないのです。
こればかりは理屈じゃないですよね。
時間が必要な問題だと思います。
③栄養を取らせて、適度に体を動かさせて、しっかり眠らせる
不倫問題、離婚問題、メンタル問題。
それらに加えて忘れてはいけないのが体の健康問題です。
何も食べていない、食べられない状態ならゼリーでもドリンクでもいいからしっかり栄養を取らせる。
ずっと家の中にこもっているなら、自然のある公園に行って軽く散歩しながら話をする。
夜はしっかり湯船に浸からせて日付が変わる前にベッドに入れる。
22時以降はスマホの電源を切るのもいいかもしれません(深夜にヘラってパートナーのSNSを延々とチェックしてしまったり、病んだLINEを送ったりしてしまうので)。
④状況に応じて病院・弁護士等に相談
不倫された友達の心理状態や健康状態をこちらでケアするのにも限度があります。
明らかにやばそうな状態、何をするか分からない状態なら引きずってても病院に連れていくべきだし、
不倫や離婚問題は素人だけでどうこうできないので、こじれそうなら弁護士や探偵に相談した方がいいです。
※不倫関係は十分な証拠が取れていないと認められないこともあります
※弁護士・探偵は費用がかかりますが、無料相談やカウンセリングを受けているところが多いです
・どんな証拠や証言が取れれば法的に有利になるか
・離婚するとしてパートナーや不倫相手にお金を請求できるのか
・逆にこちらが不利益を被ったり泣き寝入りになるリスクについて
などなど法的な観点や自衛のためにも、プロに任せた方がこちらの労力や心理的なコストを削減できます。
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