現代はアラフォー女性のおよそ4人に1人が独身だそうです。
そしてその数は晩婚化と未婚率の上昇でますます上がっていくことでしょう。
望んで独身でいるにせよそうでないにせよ、寂しい夜は誰にも訪れます。
今回は40代独身女性の寂しさに向き合ってみました。
40代独身女性が寂しいと感じる理由
寂しさの原因は何か。
寂しさは特定の原因や一つの物事で構成されているわけではありません。
孤独感、疲れ、ストレス、老化、将来への不安などなど。
様々なファクターが合わさってぼんやりと形作られています。
それゆえに、一つ解決したからと言って寂しさが全て消えることはありません。
寂しさを生み出している原因を一つ一つ自分で解き明かしていく必要があります。
老後への不安から
40代ともなればいくら鍛えていても体の衰えは感じます。
体力面と見た目の変化、中には重い病気などを経験する人もいるでしょう。
このまま独身でいて老後の資金は大丈夫か。
ずっと健康でいられるだろうか。
若い頃には漠然としか考えていなかった老後問題がリアリティを持って迫ってきます。
友達と会っている時や、日が高いうちはそんなにナイーブになることはないんですけどね。
親の介護問題が輪郭を帯びてくるから
久しぶりに実家に帰ったときに親が老けていたり、「こんなに小さかったっけ?」と思うことありませんか。
親だって年老いていく、それは当たり前のことなんですがやはり寂しいものがありますよね。
そして、もう10年かそこら経てば、場合によっては介護が必要になっていることだってありえます。
私の親は今のところピンピンしており、「介護されるくらいだったら老人ホームに入る」と豪語しています。
しかし、いざその時になれば心境は変わっているかもしれないしどうなるかは分かりません。
実家に戻って介護しながらの生活になることも全然ありえると思っています。
出産のハードルと結婚への不安から
周りの結婚や親からのプレッシャー。
高齢出産が増えてきているとはいえ、諦めなければいけないハードルはあります。
いくら価値観の多様化が進んでも、40代を超えれば結婚への焦りと不安は少なからず出てくるものなのです。
かといって40を過ぎてから相手を探すのも楽ではありません。
焦って前のめりになるほど空回りしてしまうし、空回っている時の心身の消耗は半端じゃありません。
帰宅したときの暗い部屋、一人で淡々と夕食を食べているとき。
壁や窓の隙間から滲むように寂しさが侵入してきて部屋を満たします。
仕事の疲れやストレスが一気にくるから
40代はバリバリの働き盛り。
長く務めている職場ならそれなりのポストにいる場合が多いし、お金も貯まる時期と言えます。
しかし、その輝きは言うなれば燃え尽きそうなロウソクの最後の輝き、沈みかけた真っ赤な夕日。
そこを過ぎれば定年に向かって尻すぼんでいき、肉体的にも衰えていく一方となる。
いわば斜陽の時期なのです。
働いている最中は何も感じなくても、帰宅してソファに倒れ込んだ時、ベッドに入り電気を消した時など、ふいに寂しさに襲われる瞬間があります。
友達と疎遠になっているから
どんなに仲がいい友達でも学生時代のように毎日一緒にいることはできません。
会社員になれば会うのは休日だけになるし、相手に彼氏ができたり結婚すれば会う頻度はさらに少なくなります。
そして40代ともなれば多くの人には家庭があります。
休日に家族を放り出して遊びに行くこともできなくなるし、無理に出てこられてもこちらが気を遣います。
家庭を優先するのは幸せなこと、仕方のないことではあるのですが、やはり寂しさを感じずにはいられません。
休日に一人でいる時間が増えると、明確な青春の終わりを実感します。
40代独身女性の寂しさへの対策
趣味に没頭する
寂しいと感じるのは時間的な余裕がある時が多いです。
忙しく働いている時や友達に会っている時には寂しさを感じることはありません。
だから、「一人で暇してる時間を減らせば寂しいと感じている暇もなくなる」というシンプルな対策を施すことができます。
ただ、これは気持ちの問題かもしれませんが、暇な時間は潰すというよりも活用すると考えた方がいいです。
趣味は何でもいいと思いますが、おすすめは外に出て行えること、運動や体を鍛えることです。
運動や筋トレの効果は肉体だけでなく、内面も一緒に鍛えてくれます。
寂しいと感じなくなる、ようにはなれませんが、ふさぎ込んだり無気力になることを防いでくれます。
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ペットを飼う
動物セラピーと呼ばれたりもしますね。
ペットの癒やし効果に関する研究は年々進んでいて、孤独や寂しさを埋めるのに相当な効果があることが分かっています。
ただ、独身女性がペットを飼うと婚期が遅れると言われたりもします。
その根拠はペットにかける時間が増えて出会いの場に行かなくなるから、急なお泊りなどができなくなるから、孤独や寂しさがやわらいでしまうから、といった理由が挙げられます。
言われてみればなるほどと思いますね。
寂しさと戦う
戦うと言っても打ち負かすことではないし、ましてや寂しさを消すこともできません。
というか、寂しさは食欲や睡眠欲と同じで、抑えることのできない勝手に沸き上がる感情です。
独身でも既婚でもみんな心の奥に寂しさを抱えているはずです。
だから寂しさと戦うのは、「向き合って認め仲良くなるための戦い」だと言えます。
寂しいという感情に真摯に向き合えば、そこまで忌み嫌うような感情ではないと分かります。
例えば万葉の歌人たちの歌には失恋の寂しさ、想い人と結ばれない孤独感を詠った歌が数多くあります。
彼らは「寂しい」という感情に向き合って、月や風や動植物に寂しさを重ねて作品に昇華していたんですね。
こういうのが寂しさと戦うことだと私は思っています。
40代からでも相手は探せる
ぶっちゃけた話、寂しさの大半は異性との交流や結婚で埋まると思います(消えるとは思いません)。
趣味に没頭するのも、ペットを飼うのも、寂しさと戦うのもいいですが、結婚したことでそれまでの寂しさが一気に消えたという人もたくさんいるのです。
彼氏ができたり、結婚したりって大きな環境の変化ですもんね。
寂しいと感じないというよりは、寂しさを感じている暇がなくなるのかもしれません。
そんな風に考えると「寂しい」って時間を持て余してる人だけが味わえる贅沢な感情なのかな、平安鎌倉に生きた歌人は暇だったのかな、なんて思ってしまいます。
それはさておきまして、寂しさの大半が異性不足だと思われる方はフラットに、ラフに、カジュアルに、難しく考えずに異性との出会いを探していけばいいと思います。
40代で出会いを探す難易度って昔よりも格段に下がっていると思います。
私自身、「今からがんばっても絶対無理だろうな」と思いつつでしたが、わりと簡単に出会えました。
その方法については以下の記事で詳しく語っているので、興味があれば是非ご覧ください↓
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