「彼氏と別れて寂しい状態」を乗り越えると、一つ強くなる

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長く付き合っていた彼氏と別れました(T_T)

一人でいると寂しさと辛さで気が狂いそうになります。

別れはいつだって辛く悲しいもの。

その影響は別れてからも毒のように、時間差でじわじわとメンタルを削ってきます。

しかし、別れの辛さに向き合って乗り越えることができれば、その経験は自分を守る心強い味方にもなってくれます。

今回は「彼氏と別れて寂しい状態をどうやって乗り越えるか」を考えていきます。

彼氏と別れて寂しい状態はアイデンティティの喪失と同じ

心理学的には、恋人と別れた時に寂しさやショックを受けるのは「アイデンティティを喪失したから」だと考えられているそうです。

アイデンティティは自己肯定感とか自尊心に言い換えた方が分かりやすいかもしれません。

恋人がいなくなったということは、自分自身の一部が無くなったようなもの。

自分の存在そのものが否定されたように感じるから、寂しくなったり辛くなったりしてしまうんですね。

 

だから彼氏と別れたショックは簡単には消すことができません。

苦しいからといって逃げたり紛らわしたりしても、それは一時的なものでしかありません。

けど、その状態は必ず克服できます。

ここからは「彼氏と別れた寂しさ」に向き合う方法を3つのステップで紹介します。

①寂しさに向き合う

「彼氏と別れた寂しさ」は避けるだけ逃げるだけでは、根本的な解決にはなりません。

なぜなら恋人との別れで受けるダメージは、体の傷とよく似ているから。

 

例えば、交通事故で足を大怪我して傷口を見るのが怖かったとします。

あなたは傷口を見ることはできないけど、痛みがあるから痛み止めを飲み続けます。

これって痛みは一時的に抑えられるかもしれないけど、傷口を確認して治療しなければ根本的な解決にはなりませんよね。

出血しているなら止血しなければいけないし、折れているなら添え木をするなりして固定しなければいけません。

彼氏と別れた時に多くの人がやってしまいがちな対処法がこれと同じなのです。

 

彼氏との別れた寂しさを直視することができないから、別の何かに寄りかかって気持ちを紛らわす。

けど、根本的な解決にはなっていないから、ふとした瞬間や一人になった時にまた寂しさがぶり返す。

その様子はまさに、傷口を治療せずに痛み止めを飲み続けるようなものだと思いませんか。

 

孤独感の中で寂しさや辛さを直視するのは怖いことです。

しかし、目を背けてばかりいれば、余計に見るのが怖くなってしまいます。

そうなると付き合っていた時期が過剰に美化されて、その時間が失われたことの苦しみが大きくなってしまったり、

もしくは過剰に被害的になったり悪く考えすぎたりすることで、異性と付き合うことがトラウマ化する可能性もあります。

現実を受け止めるのは怖いし辛い!

けど、次に進むためにはその感情に向き合うしかないのです。

②時には紛らわしたり逃避する

別れた直後の人に「寂しさに向き合え!」ってちょっと残酷過ぎませんかね。

自分で書いておいてなんですが、理屈的に正しいかどうかよりも人はそこまで強くないのです。

彼氏と別れた寂しさに向き合うことは大切ですが、四六時中向き合おうとは思えないしできないじゃないですか。

いったん全部忘れて友達と会ったり、趣味に没頭したり、旅行に出かけたりしてもいいし、

気を紛らわすために仕事を増やしたり、新しいことにチャレンジしたり、思い切って住む場所を変えてみたっていいのです。

 

心の傷は体の傷と同じだと考えている私にとって、傷口を見ないふりするだけではいけないと思うし、淡々と暗い病室で治療を続けるのも苦しいと思います。

傷口(別れた寂しさ)に向き合いつつ、どうしても痛い時は痛み止め(現実逃避)を打つ。

そんな風に自分をいたわりながら癒やしていくことが大切ではないでしょうか。

③時間はゆっくりと確実に自分を癒やしてくれる

時間は残酷なほどに全てを流しさってくれます。

楽しかった時間も、永遠に続くと思えた幸福も、

そして悲しみや痛みすらも風化させてくれるのです。

 

彼氏と別れた直後って世界の終わりのように感じるし、この寂しさと苦しさが一生続くんじゃないかと思いますよね。

けど、1年、2年経つごとに悲しみに暮れている時間は少なくなっていくし、気づけば少しずつ笑顔が戻っていくものです。

そんな時、「人が物事を忘れてしまう機能って、辛さや悲しみに囚われ続けないために備わっているんじゃないか」と感じます。

 

そして、寂しさが薄まった時に改めて「別れ」について考えてみると、

楽しかった日々に素直に感謝できたり、自分に足りなかったことや落ち度などが冷静に分析できたりするのです。

「この悲しみは永遠に続くわけではなかったんだ」

別れてすぐには終わりのない絶望が続くように思えますが、どんな絶望にも一粒の希望が残されているもの。

もしかしたら希望のない絶望もあるのかもしれませんが、

少なくとも恋人との別れには「時間の経過」という希望が確実にあります。

彼氏と別れて寂しい気持ちの一歩先へ

彼氏と別れて寂しいと感じた気持ちは一生忘れられないかもしれないけど、一生同じ熱量で続くわけではありません。

向き合って(←これが大事)、時に紛らわして、そんな風に過ごすうちに次の出会いを探すエネルギーに変わっていきます。

付き合った時間はよりよい恋愛をするための経験値になる

彼氏と別れてしまった原因や悪かった部分などを冷静に見つめることができれば、

その経験は次の恋愛をするうえで心強い味方になります。

男性の悪い部分を知れたということなら、男性を見る目が養われたということになるし、

自分の欠点を知れたということなら、改善することでよりよい女性になれます。

 

彼氏と別れた寂しさに向き合わずにただ「悲しかった」で済ませてしまう人は、

寂しさを埋めることだけにとらわれて、同じ失敗を繰り返してしまう恐れがあります。

辛い別れの後に、復縁と別れを何度も繰り返したりとっかえひっかえで色んな男性と付き合い出すような人は、「寂しさを紛らわす」ことだけが目的になってしまっているのです。

悲しみの先に怒りや不満がある

悲しみと怒りは地続きの感情です。

わけもなくイライラしているようでも、いきなり怒り出したように見えても、その裏には「ただ悲しかった」という気持ちがあることが多いです。

だから、彼氏と別れて寂しい、悲しいという気持ちは、ひょんなことで憎悪に変わったりもします。

しかし、当然のことながらその怒りを復讐に使うことはオススメできません。

 

その怒りや復讐心はすべて自分のためだけに使うことです。

結果的に、それが相手への最大の復讐になったりするのはよくあることですね。

復讐とは相手を傷つけることではなく、相手が別れたことを後悔するくらい魅力的な自分になることだと思います。

孤独も悲しみも苦しみも、自分を変えるモチベーションになります

あらゆる感情は正しく使えば自分を変えるモチベーションになります。

ベタな例で言えば、太っていることを理由に振られたなら、その悲しみをダイエットに向けることができます。

性格や人格を否定されたなら、人の気持ちを考えられるような自分になろうと努力できます。

とにかくイライラするなら、そのイライラを運動に向ければ自然とスタイルが良くなっていくでしょう。

 

自分を苦しませるだけだと思っていた感情も、向き合い続けると一周回って自分を成長させてくれるキッカケになったりするんです。

何か大きな物事を達成したり歴史的な偉業を成し遂げた人も、意外とコンプレックスや挫折など、人生における大きな危機を乗り越えてきている場合が多いですよね。

これまたベタな例で恐縮ですが、それを思えば自分一人を幸福にするくらいなんとかなるんじゃないかと思えてきませんか。

新しい出会いを探すことに臆病にならなくていい

別れがあれば出会いがある。

辛い別れを経験すると「もう二度と恋愛なんてしたくない」と思えますが、勇気を出して次の出会いを探すことが大切です。

それは別れの寂しさを埋めるためではありません。

別れの寂しさを乗り越えた自分なら、以前よりずっと素敵な恋愛ができるようになっているからです。

 

そうして、新しい出会いが素晴らしいものだと思えたなら、

「あの辛いは別れは、この出会いのために必要なことだったんだ」と思えるはずです。

すると不思議。

過去のトラウマ、思い出したくない悲しみでしかなかった「彼氏との別れ」にすら感謝できるようになってしまうのです。

つまり、過去は変えることができないけど、その受け取り方や意味を変えることはできるんですね。

 

時間は悲しみも喜びも、チャンスすらも平等に押し流していきます。

いつまでも立ち上がらない人を待っていてはくれません。

ひとしきり悲しんで寂しくなったら、勇気を出してまた歩きだせたらいいですね。

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