夏休み。
いつ頃からか、楽しみよりもどうやって過ごそうかでグダグダしているうちに過ぎていくただの休みになっていました。
そんなわけで今回の内容は「アラフォーにとっての夏休み」です。
珍しくエッセイっぽく書いてみたんで夏休みスペシャルというか、そういうノリで楽しんで頂けたら幸いです。
アラフォーは夏休みをどう過ごすべきか
アラフォーおひとりさまの夏休みは友達と一緒に海外旅行に行く。
昔は漠然とそんなイメージを抱いていましたが、少なくとも自分はそういうタイプの人間ではありませんでした。
行って熱海の温泉、めんどかったら近所のスーパー銭湯日帰りかなぁ。
そもそも今年(2020)の夏は海外旅行どころか国内旅行も気軽には行けないですもんね。
花火やお祭りといった夏らしいイベントもなければ、異常な暑さで外出する気も起こらない。
私がしたことと言えば深夜に散歩がてら近所のコンビニに行ってジャンボモナカを食べたくらいです。
夜中だというのに元気にないてるセミの声に少しだけ混じる秋の虫の音。
なぜだか泣けてきたのは決して自分が惨めだとかそういうことじゃなくて、郷愁感に襲われたから。
高校時代、気だるい夏休みの夜にコンビニに行ってアイスを食べた時の空気と匂いがフラッシュバックして思わず懐かしくなってしまったんです。
「夏の夜のコンビニ」って現代のノスタルジーワードだよなーと思いながらカエルの鳴き声がうるさい田んぼ道を歩きます。
あまり考えてはいけないけど夜の田んぼ道ではカエルを何匹か踏み潰していそうです。
そんで顔にぶつかってくる蚊、蚊、蚊。
田舎の夜道なんてろくなもんじゃないですよ。
けどなぜだか嫌いになれない。
道も虫も匂いも変わってないのに、自分だけがずいぶん年をとった気がします。
あの頃の自分に「アラフォーになっても夜のコンビニアイスがお前の夏休みだよ」と言ったら絶望されそうですが、まぁいいんじゃないでしょうか。
楽しいので。
アラフォーの夏休みの過ごし方は比べてはいけない
夏休みは休みなので自由に過ごすのがいいと思います。
特におひとりさまの場合は時間がたっぷりあるので、色々と贅沢できますよね。
・国内外旅行
・ひたすらゴロゴロ
・実家に帰省
・
い、意外と思いつかない…!
実家に帰省なんてゴロゴロするに決まってるので、実質2つしか案が上がりませんでした。
私自身の話をすると、最近では消費者としての楽しみに虚しさを感じていたので、何かを作ったり自分の身になるようなことをしたい気持ちが強くなってきています。
「ブログを書く」だってもちろんその一環。
夏休み中も普段通りブログ記事を書いてましたね(あと夜コンビニモナカアイス)。
それから、夏休み前後は友達のインスタとかFacebookはあまり見ないようにしてます。
しょうもないマウンティング合戦を見せられたり、嫌でも自分と比べてしまって落ち込んだりするので…。
私的には懐かしい感情を呼び起こされて色々と考えさせられた「夜コンビニモナカアイス」は楽しい思い出になったんですが、そんなの人に見せるもんでもないし理解されるとも思わないし何より映えないなぁと。
アラフォーの夏休みだって二度と来ない
高校生や大学生は貴重な夏が潰れた、色んなイベントが中止になって楽しめないと言っていますがこれには同情しかありません。
学生時代の夏休みって虹色のラメが入ったような特別感のある瞬間だからです。
学生時代の夏休みがいっとう長くて充実していたように感じるのはなんなんでしょうかね。
感情の起伏が激しかったから?
色んなことが目新しかったから?
休み期間が長かったから?
とにかく学生時代の夏休みには魔法がかかっていたんだと思います。
ただ、学生時代に限らずどんな夏だって1回きりしか来ないのは誰でも同じです。
アラフォーの私にとっても、休み返上で働いている会社員の人たちにとっても、家事育児に追われる人にとっても、夏は平等に訪れて過ぎていくのです。
日々の生活に追われてあまりにも疲れていると、漫然と夏休みを過ごしたり形式的に決まったことしかやらなくなっていきます。
そうした夏休みに対する怠惰な態度が特別感を失わせていたのかなぁとしみじみ思いました。
社会人の人たちは夏休み期間は終わっているかもしれませんが、8月末までが夏休みという気持ちで残りの期間を過ごしていきたいものですね。
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