40代独身女性が孤独との向き合い方を考える

40代独身女性,孤独人生
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40代に入ってから孤独な時間が辛く感じるようになりました。

また、一生独身の可能性を考えると怖くなります。

40代独身女性が孤独を感じる理由は?

その孤独はどんなタイプの孤独?

孤独との上手な向き合い方はある?

今回は40代独身女性が陥りがちな「孤独」について考えてみました。

孤独な生活を送る60代くらいの女性に出会った

孤独を寂しいと思う感情は人がもともと持っている気質のような気がします。

私自身、一人でいることはそれほど苦にならないし、どちらかと言えば一人が好きです。

しかし、それでも寂しいって感情が無くなることはないし、ふと孤独を感じることはあります。

いくらパスタが好きだからといって一生パスタしか食べられなくなれば苦痛なように、一人がいいからと言って延々と一人でいるのは寂しいことなのです。

 

しかし、40過ぎてから友達や恋人を作るのって大変ですよね。

趣味のコミュニティに入ったり、新しい出会いのある場に積極的に出かけたり、自分から仲良くなろうと働きかけたり、能動的に行動しなければ人間関係の輪が広がりません。

 

つい先日のこと。

夕方に公園を散歩していて、すれ違った60代くらいの女性にあいさつをしたら彼女は、

「今日はじめて人と喋ったわ」

と言って笑っていました。

家族はいないのか?離婚?死別?独身?

いろいろな疑問が出てくると同時に、すごく切ないような悲しいような気分になりました。

 

「私が友達になるから毎日おしゃべりしましょう!」

なんてことは言えなかったけど、自虐的に笑っていた彼女はきっと辛かったにちがいありません。

誰でもいいから人に会いたくて外に出ていたのではないかと思います。

 

軽く雑談をした後に散歩を再開。

斜陽。

まとわりつく西日を背にしながら、私は数年後の自分の姿を想像していました。

40代独身女性が孤独を感じる瞬間

・帰宅して電気を点けた時
・TVを見てるとき(内容が面白ければ面白いほど)
・お酒を飲んでる時
・眠れない夜
・もう結婚は無理だと悟った時
・予定のないカレンダーを見た時
・コンビニでレジ打ちを待ってる時
・既婚者の話についていけない時
・SNSでのマウンティングや自慢を見た時
・体調を崩した時
・凹んでいる時
・イベント(クリスマス、バレンタインなど)の時
・秋、あと冬
・実家に行ったあと
・連休中
・恋愛系のドラマや映画を見てる時…

 

出るわ出るわ、打ち出の小槌かってくらい孤独があふれ出ます。

じっくり考えずに2、3分考えただけでもこれだけ挙がりました。

たぶんですが、私なんかはまだまだマシな方じゃないかと思います。

寂しさを通り越して病むまではいかないので。

 

小さい頃は大人になれば寂しくないと思ってました。

けど、逆なんですよね。

大人になるほど寂しさって大きくなっていくような気がします。

40代独身女性の孤独に向き合う方法

「孤独を感じる瞬間」ならいくらでも挙げられるけど、「孤独に向き合う方法」ってなかなか浮かびませんよね。

ここからは、個人的に効果的だと思う方法を3つほど紹介します。

①新しいことにチャレンジする

趣味でも習い事でもいいので新しいことにチャレンジしましょう。

コミュニティなどに入れば出会いもあるし、生活にメリハリが生まれます。

その際のコツは、本当に自分が興味を持っていてやりたいことにチャレンジすることです。

 

結局のところ、今の生活で孤独を感じてしまうのなら、その生活に何らかの変化を起こさなければ孤独感が消えることはないんですよね。

その変化は必ずしも劇的である必要はありません。

引っ越しや転職などが簡単にできないのなら、新しいことにチャレンジするのが比較的やりやすいことだと思います。

②ペットを飼う

動物セラピーは気持ちの面だけでなく、科学的な裏付けも多い鉄板の孤独解消法。

私の実家では猫を飼っているのですが、動物がいると本当に人は変わります。

父親は最初は犬がいいと言っていたけど、今では猫にデレデレで家族で一番猫を可愛がっています。

(心なしか性格も穏やかになったような…)

ペットを飼うとストレスや不安のレベルが下がる・幸福度が上がるといった研究は多いので、動物嫌いでないならありな方法だと思います。

③出会いを探す(友達、恋人)

問題の根本に取り掛かるというか、それが難しいから孤独なんだけどって話かもしれませんが。

現実問題として、人は40代超えてくると新しい交友関係を作ったり恋人を作ることが難しくなります。

何もしなくても男性から声をかけてくるのは若かったから、心の壁を作らずに会ったその日に仲良くなれるのも若かったから、極端に言えば全て若さの特権。

それではアラフォー過ぎてもはつらつとして、いつも人の輪が絶えない人は特殊なのでしょうか?

その秘密は主体的であるかどうかだけだと思います。

つまり、受け身姿勢でいる人はどんどん孤独になっていって、自分から積極的に動いて話しかける人は孤独になりにくいというだけの話なのです。

 

とはいえ出来上がったグループに一人で入っていくのは勇気がいるし、合コンや婚活では若い人と比べられることになるから不利。

恋人探しも友達作りも、若い頃のやり方ではアラフォーの難易度が明らかに高いんですね。

けど、難易度が高くても不可能ということではありません。

例えば、若い方が有利に思えるマッチングアプリでも、利用者の平均年齢が高いアプリを使えばチャンスは増えます。

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40代独身女性で孤独をこじらせる人の特徴

アラフォーで孤独を感じて孤独に向き合えたことはある意味で幸福かもしれません。

なぜなら問題に気付いて受け入れることができたなら、解決に向けて動くこともできるから。

一番厄介なのはもっと歳を重ねてから孤独に気づいたり、孤独に向き合わずに意地になってしまった場合ではないでしょうか。

「何かを始めるのに遅いということはない」と言いますが、「何かを始めるなら早ければ早い方がいい」のは間違いないこと。

40代以降、特に孤独をこじらせやすい人たちには共通点があります。

①自分に自信があり過ぎる(プライドが高い)

若い頃にモテていた。

見た目がカワイイor綺麗。

チヤホヤされることに慣れている。

やたらと自信過剰だったりプライドが高い人は、若い頃に栄光を味わっている人が多いです。

 

相手の方から言い寄ってくるのは当然のこと。

自分には相手を選ぶ権利がいくらでもある。

自分に見合う相手はハイスペックであるべき。

対人関係においてあまりにも傲慢、けどそれが当たり前だった人は年齢を重ねると共に孤独になっていきます。

けど高すぎる自信やプライドが「誰からも相手にされない自分」を許そうとしません。

実際、本当にキレイな人ならアラサーくらいまでなら数こそ減ってもまだまだ人が寄ってきます。

その中途半端に通用してしまうのがかえって良くないのかもしれませんね。

②同性友達とばかり遊んでいる

同性友達とばかり遊んでいる人は、だんだんと孤独になりがちです。

なぜなら友達には友達の人生があり、彼氏もできれば結婚もするから。

ずっと変わらずに一緒にいられればいいかもしれませんが、変わらないことは相手に強要できることではありません。

 

友達に彼氏ができたり、結婚などすればウソみたいに疎遠になるのは本当によくあるケースです。

複数人のグループでいても、一人また一人と減っていく現実に孤独の足音を感じることでしょう。

③生活リズムが出来上がっていて変化がない

社会人が長くなれば生活のリズムが出来上がってきます。

毎朝同じ時間に起きて会社に向かい、帰宅から就寝までにすることは大体同じ。

休日の使い方も決まっていて、たまに友達と遊んだりすることが特別な楽しみ。

そんな風に生活がルーティーン化されると、ストレスは少なくできるかもしれません。

 

しかし、同時に刺激も少なくなり、新しい出会いや意外な出来事を経験することもめっきり少なくなります。

むなしいけど大多数の社会人はこんな感じで歳を重ねて言ってるんじゃないでしょうか。

それが40代にもなれば生活の平々凡々たるにはいよいよ拍車がかかります。

ぼんやりと孤独を感じるのが嫌なら、自分から動いて変化を求め続けていくことが大切なのです。

④仕事が忙しすぎる

仕事が忙しいのは当たり前。

忙しくてもお金はたくさん入るから悪くない。

そんな感じで忙しすぎる仕事に就いている人は、40くらいで急に我に返ります。

「たくさん働いてお金を貯めたけど、気付いたら自分には仕事以外何もなくなっていた」

 

忙しさを理由に人との交友を減らして恋愛からも遠ざかっていれば、人は自然と離れていきます。

たしかに、一生懸命働いたから生活の不安はないし、なんなら余裕が生まれているかもしれません。

けど、自分が本当にしたいことは何だったのかを考えた時、お金だけあればハッピーという人は少ないと思います。

⑤恋愛に対してトラウマがある

恋愛に対して苦手意識があったり、

過去に恋愛で大失敗したことがあったり、

異性関係でトラウマになるくらい傷つけられたり、

そんな経験がある人は恋愛からも遠ざかり、孤独になりやすいと思います。

 

恋愛を敬遠したのは自分の責任かもしれませんが、苦手意識を植え付けられたのは不可抗力だったりもするので可哀想と言えば可哀想な話ですよね。

ただいくら苦手意識や恐怖心があっても恋愛に対する欲求があるのなら、

どこかで勇気を出して飛び込んでみなければ状況は変わりません。

私自身、被害者面して不幸ぶってた時期もありますが、自分なりに変わろうと日々努力を続けています。

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⑥理想が高い(ことに自覚がない)

高い理想を持つことは悪いことではありませんが、婚活などで相手に求める場合は話が変わってきます。

よくあるのがこんなやり取り。

婚活が上手くいかないのは理想が高すぎるからじゃない?

いや、高望みはしてませんよ。

平均くらいを求めています。

例えばこの平均が年収700万以上、身長170以上、公務員もしくは大企業勤務、ルックスはややイケメン、

みたいなステータスだとしたら、平均をはるかに上回っています。

これは若い人が望むハイスペくらいあるので、アラフォーの人が理想とするには超ハイスペックだと言えます。

これを「平均レベル」だと認識して、これくらいが「妥協できる理想」だと考えるなら、

婚活が上手くいく可能性は非常に低いと言わざるを得ません。

 

最低ラインや理想、平均は自分で決めるものではありません。

相場と自分の市場価値を見積もって出すことが大切です。

⑦勝ち負け損得で物事を考える

幸福や充実を他人と比べることでしか感じられない人は、いつまでも不幸なままです。

その承認欲求は穴の空いたバケツに水を貯めるようなもの。

いくらお洒落な写真をSNSに上げても、いくら周りにマウントを取っても、

その水は空いた穴からすべてこぼれていくので、いつまで経っても満たされないのです。

 

そして、やたらとマウント取ってきたり自慢ばかりするような人からは、人が離れていきます。

恋人はもちろん友達も去っていき、孤独になるから余計に自分を見てもらいたくてさらに蛇口をひねる。

そこには現代の寓話のような、承認欲求と孤独に苦しむ怪物が残されるのです。

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⑧何事にも受け身姿勢で消極的

受け身が基本スタイルになっている人は歳をとってから孤独になりがちです。

なぜなら大人になればなるほど、自分から話しかけたり行動を起こさないと物事は変化しないから。

厳しい物言いで恐縮ですが30、40になって「人見知りなんです」「人付き合い苦手です」は、通用しない気がするんですね。

 

もちろん、性格は人それぞれなので人見知りな人もいるでしょう。

けど、それを前面に出して行くなら「孤独でも文句言うなよ」と思ってしまうのです。

これは自分自身、嫌というほど思い知ったので言葉を強くして言うことができます。

孤独が嫌なら、やりたいことは何でも自分からやっていった方がいいし、仲良くなりたい人がいるなら積極的に話しかけていった方が絶対にいいです。

⑨熱中してる趣味がある

熱中できる趣味があるのはいいこと。

大変いいことだと思いますが、一つの事に時間を投じるということは、他の何かを諦めるということです。

諦めたつもりはなくても、時間は有限だから結果的に諦めなければいけなくなってくるんですね。

 

例えば、仕事に打ち込んできて恋愛がおざなりになってしまった。

インドア趣味にドハマりして対人コミュニケーションができなくなってしまった。

恋愛や遊びに夢中過ぎて貯金がまったく残っていなかった。

こんな感じで一つの部分に入れ込み過ぎると、他のことが知らない・分からない・できないの状態になってしまいがち。

「趣味だけどプロ目指してます」、「これだけあれば他には何もいりません」くらいの強い覚悟がないなら、

なんでもバランスよくほどほどに楽しむのが孤独を避けるコツなのかもしれません。

⑩出不精

自宅と会社の往復と必需品の買い物くらいしか外出しない。

いわゆる出不精な人は孤独をこじらせやすいです。

どこにも出かけなくても自宅にいられるのは、ネットの存在などが大きいかと思います。

 

実際に私も数年単位で半引きこもりの生活をしていたことがあるのですが、

娯楽も人との繋がりもすべてネットで完結できてしまうんですね。

ネットが孤独を癒してくれるというか、ネットが孤独を甘やかすというか、

引きこもれば引きこもるほどリアルでの人付き合いが苦手になってくし、

異性とのコミュニケーションや新しい場所に行こうというモチベーションも勇気も湧かなくなってきます。

孤独の解消は頭の中だけでできることではありません。

当ては無くても、先が見えなくても、勇気を出していつも通りを壊していくことでしか変化は得られないのだと思います。

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